会社説明

「もみ殻」成分使い発熱
風邪に効果「新マスク」津山の会社 開発・販売

ポリエチレン製品加工会社「ヤマカワ加工」(岡山県津山市)は、新規事業として「もみ殻」の中の成分 「植物性シリカ」を使った発熱するマスク「エスアイハート・マスク」を開発、販売を始めた。「シリカの発熱作用で着用していると温かく、風邪に効果的。今の時期は受験生にも最適です」とアピールしている。同社によると、もみ殻に含まれる植物性シリカは、電磁波「テラヘルツ波」を発し、マスクを着用すると体温によって発熱。風邪の初期症状に効果的という。開発した同社の山川修二社長(68)は、知人が発電の研究素材として、もみ殻から抽出した植物性シリカを粉末状していたのを見て発案。同粉を無害インクに混ぜて熱を通しやすい銀メッキ繊維にプリントし、マスクに内臓するなど研究を重ね、約2年かけて商品化させた。昨年11月の発売以来、利用者からは「温かい」「鼻水が治まった」「のどの痛みが和らいだ」などの声が寄せられているという。山川社長は「これまで廃棄処分されていたもみ殻が有効活用されれば環境保全にもつながる。自然成分なので安心安全な上、洗濯可能で繰り返し使えるので経済的」と話している。1枚4860円。同社で直売するほか電話注文もできる。
問い合わせは同社(0868-23-9288)

※津山朝日新聞社 平成31年1月21日記事

2020年03月19日 17:25